解答の「セカンドオピニオン」を持て。
一人の解説を信じ込むな
数学の勉強をしていて、一番もったいない瞬間。
それは、あるサイトの解説を読んで「わからん! 自分には才能がない!」と諦めてしまうことです。
声を大にして言いたいのですが、それはあなたの頭が悪いわけではありません。
単に「そのサイトの解説と、あなたの脳の相性が悪かっただけ」という可能性が非常に高いです。
この検索エンジンが、なぜ「大手予備校」を排除し、「複数の個人サイト」を並列に表示するようにしているか。
それは、あなたに「セカンドオピニオン(第二の意見)」を手に入れてほしいからです。
「サイトA」と「サイトB」で世界が違う
同じ「東大 2015年 第X問」の解説でも、サイトによってアプローチは驚くほど違います。
「この条件からは○○の定理を使うのが必然である。以下、淡々と式変形を行う……」
→ 数学が得意な人には簡潔で最高ですが、苦手な人は「なぜその定理を使う発想に至ったか」がわからず即死します。
「まずは具体的な数字を入れて実験してみよう。すると、グラフがこんな形になることが予想できるよね?」
→ 厳密性には欠けるかもしれませんが、イメージが掴みやすく、苦手な人には救世主となります。
もしあなたがサイトAだけを見ていたら、「この問題は無理だ」となっていたでしょう。
でも、検索結果の下の方にあるサイトBを開いていれば、「なんだ、そういうことか!」と理解できたかもしれない。
一つの解説でわからなかったときは、「自分が悪い」ではなく「解説との相性が悪い」と割り切って、次のサイトへ行く。
この「浮気性」な態度こそが、過去問演習には必要なんです。
「難易度判定」の違いを楽しむ
また、解説だけでなく「難易度判定」も見比べると面白いですよ。
あるサイトでは「標準(絶対落とすな)」と書かれているのに、別のサイトでは「やや難(合否に関係なし)」と書かれていることがよくあります。
これは、管理人の得意分野が違うからです。
幾何が得意な管理人にとっては「図を描けば一瞬」の問題も、代数が得意な管理人にとっては「計算が煩雑すぎる悪問」に見える。
これを知っておくと、模試や過去問で解けなかったときに精神的に楽になります。
「あ、このサイトの管理人も『捨て問』って言ってるわ。じゃあ気にしなくていいな」と、自分を正当化する材料に使ってください。
当サイトを使った「賢い検索」のやり方
ですので、この検索エンジンを使うときは、検索結果の1番上だけを見て満足しないでください。
あえて3番目、4番目のサイトもクリックしてみてください。
有名なサイトXさんの解説は毎回チェックしつつ、
「なんか今回はしっくり来ないな」と思ったら、無名のサイトYさんの解説を覗いてみる。
すると、サイトYさんが独自の視点で書いていた「補足コラム」が、あなたの疑問を氷解させてくれるかもしれません。
そんな「運命の出会い」が、検索結果の2ページ目あたりに転がっているのが、ネットの面白いところです。
さあ、一つの正解に縛られるのはやめて、色んな解法のビュッフェを楽しみましょう。
もちろん、食べすぎて消化不良になったら元も子もないですけどね。